不妊治療

当院では、妊娠を望んでいる方に特化して応援をしております。お身体の状態をお聞きしながら東洋医学的な体質の確認を行い、体質別に合わせた鍼灸治療を行なっていきます。

不妊クリニックとの併用も可能で、クリニックに通っているけれども結果がついてこないなど、東洋医学的なアプローチを加えることで体質が変わり、妊娠をされる方を多く診てまいりました。

妊娠してからも腰痛やつわり、むくみなど様々な不調が起きやすい妊娠期も、出産まで安心して過ごしていただける様、デリケートなお身体をケアしていきます。また逆子のお灸での治療も行なっており、ご自身でもご自宅でやっていただけるよう、お灸の指導もさせて頂きます。

出産後も女性は出血や体力消耗など身体へのダメージが大きく、産後の骨盤の調整や育児による心身の不調を緩和できるようケアをお手伝いさせて頂きます。

不妊治療の施術の様子

不妊症とは

不妊症とは

近年、晩婚化がすすんで出産年齢が上がるにつれて、不妊症で悩まれる声が多くなってきています。

そもそも、不妊症とはどのような状態、定義付けをされているのかというと、世界保健機構(WHO)の定義では、「避妊をしていないのに12ヶ月以上にわたって妊娠に至れない状態」とあります。

 日本の場合は、子供を授かりたいと思い、正常な性生活を避妊しないのにも関わらず、2年以上妊娠しない場合とされています。

不妊症の原因は色々考えられますが女性だけでなく、男性ともに不妊の原因があるとされており、以前は女性のカラダに問題があるから妊娠できない、という風潮もありましたが、50%の割合で男性の身体に問題があるため妊娠ができないとも言われています。 

女性不妊の原因

排卵障害

卵子が育たない。育っても排卵できないという状態です。

不妊症の25%は排卵障害とも言われていて大きな割合を占めています。

月経周期が25~30日(一般的な周期)で基礎体温が2相になっていない場合は排卵障害の可能性があります。その際は、婦人科に行って頂き調べてもらってください。

 排卵障害の原因としては、プロラクチン値が高い高プロラクチン血症や男性ホルモンの分泌が多くなる多嚢胞性卵巣症候群。日常の精神的なストレスや過度なダイエットなどが原因になります。

卵管障害

受精をする為の卵管が詰まっていたり、狭窄していたりして、

精子が卵管を通る事ができなくなっている状態です。

原因としては、クラミジア感染症や、子宮内膜症で卵管が詰まる事が多いです。他にも骨盤内の手術などによる癒着、内臓の下垂や変位により卵管が圧迫されていることが原因となることがあります。

子宮因子による障害

子宮そのものに器質的な障害を持っていたり、子宮内膜に何かしらの異常がある場合のことを指します。

原因としては子宮の奇形、一番多いのは子宮筋腫によるものです。

子宮筋腫が粘膜層にある場合は、着床の邪魔をしてしまいます。

他に筋膜層の筋腫でも卵管出口付近で大きくなっている場合は妊娠が難しい事があります。

子宮頸管障害

精子が女性の体内への入り口である子宮頚部を通過できない状態です。

子宮頚部の炎症や、子宮頚部の奇形により、粘液が少なくなっていると精子が頚管を通り過ぎる事が出来なくなってしまいます。

免疫因子

免疫因子が原因により、精子を敵とみなしてしまい、子宮頚部で精子が子宮内に入ってくるのを阻止したり、卵管の中でも動きを弱めてしまうので妊娠できない状態です。

骨盤内の状態異常

子宮内膜症や腹膜炎などの手術後の癒着。慢性的に便秘で大腸が卵巣・子宮を圧迫し変位を起こして、骨盤内の血流を阻害し、子宮や卵巣へ血液によって本来送られるべき栄養が滞留してしまったりする状態です。

原因不明

上記に当てはまらない不妊の場合です。

いくら病院で検査しても異常が見つからないなど、このような状態の不妊症は全体の3分の1に上ると言われています。

病院の不妊治療を受診しても中々効果が得られない事が多い様です。
西洋医学的検査で問題ないと言われていても、東洋医学では不妊の原因として、多くは腎虚という、腎の機能が低下した状態を指します。
ここでいう腎とは西洋医学的な腎臓とは違い、東洋医学での腎は生殖を司る臓器であり、生命力の源と考えられています。

当院の治療方針

当院では、原因不明であったり、病院に通ってはいるがなかなか結果がついてこないなど、悩んでいらっしゃる患者様の状態、状況をお伺いした上で治療方針を決定させて頂きます。

私の経験上、原因不明の方も、身体の冷え、ストレス過多、ホルモンバランスの低下、不眠による倦怠感、栄養の不摂取、猫背などの不良姿勢による骨盤内の内臓圧迫、運動不足などが改善をすることによって、妊娠のご報告を頂くことが本当に多いです。

男性不妊の原因

  • 1. 何らかの原因で性行為・射精がうまくいかない機能的な問題(性機能障害)
  • 2. 精液中の精子そのものに問題がある場合(造精機能障害)

が考えられます。

性機能障害とは

性行為に必要な勃起ができない(ED)や、真性包茎。
糖尿病や動脈硬化により機能障害が起きます。

EDはストレスなどが大きく関わっている場合が多いので、
鍼灸治療による自律神経の調整し、身体全体の調整をしていきます。

造精機能障害とは

精巣で精子を作る能力が低いか、全くないものを指します。
男性不妊の原因の90%がこれらを原因としているものが多く、その50~60%は原因不明の特発性造精機能障害となっています。

原因が分かっているものは、
精索静脈瘤による精巣の温度上昇で精子異常が起きるもの。
大人になってからのおたふく風邪などで精巣炎を引き起こしてしまい無精子症になってしまうものなど。

他には環境ホルモンや食物からによる人工添加物なども関係していると考えられます。

これらに対しては、精巣に器質的に問題がある場合、鍼灸・整体のみで快方に向かわせるのは難しいですが、原因不明の特発性造精機能障害に対しては、鍼灸・整体などの東洋医学が力になれます。

※施術中は電話に出れない場合があります。また、営業などのお電話は患者様の施術を中断してしまうので、ご遠慮くださいますようお願い申し上げます。

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