
鍼灸
人間本来の
治癒力を引き出す、
自然と調和した癒しの医学



東洋医学は、人間が持つ「気」を整え、自己治癒力を高める医学です。決してオカルト的な治療ではなく、2500年以上の歴史と膨大なデータに基づく経験から成り立っています。
病気は「気を病む」と書き、東洋医学では乱れた気を整え、身体に活気と元気を取り戻すことを目的とします。人間の体には自然治癒力が備わっており、それを引き出し補うことで、病気は自然に治癒へ向かいます。健康な状態では神経やホルモンの働きが調整されていますが、バランスが崩れると体調が乱れます。

鍼灸や手技は、体表のツボを刺激し、脳や脊髄を介して内臓や内分泌腺に働きかけます。また、自律神経を調節し、循環・呼吸・消化・排泄など多くの生理機能を整えることが可能です。これらは人間の生理的機能に従った自然な治療法であり、副作用の心配もありません。
鍼灸などが初めての方にもご安心して受けて頂けるよう、問診の際に鍼灸のご説明をさせて頂きますので、お気軽にご相談ください。
▼ 参考として1979年にWHOが発表した鍼灸治療の適応疾患は以下の通りです。
分類 | 疾患名 |
---|---|
神経系疾患 | 神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー |
運動器系疾患 | 関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫) |
循環器系疾患 | 心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ |
呼吸器系疾患 | 気管支炎・喘息・風邪および予防 |
消化器系疾患 | 胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾 |
代謝内分泌系疾患 | バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血 |
生殖、泌尿器系疾患 | 膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎 |
婦人科系疾患 | 更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊 |
耳鼻咽喉科系疾患 | 中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎 |
眼科系疾患 | 眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい |
小児科疾患 | 小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善 |


不眠治療
体と心を優しく整え、
質の良い眠りを
お手伝いします



布団に入ってもなかなか眠ることができない。 睡眠導入剤や抗不安薬を飲まないと眠れないけど、飲み続けるのが不安。 しっかり睡眠時間を取っているはずなのに、疲れが取れない。 数時間ごとに目が覚めてしまう。 そのようなお悩みはありませんか?
しっかり眠れていないと、疲れが取れないだけでなく、 日中に突然眠気が襲ってくる、集中力や免疫力が低下するなど、 日常生活や体全体に支障が出てしまうことがあります。

不眠症は原因も症状も異なることが多いです。不眠症の原因としては、環境要因、精神的要因、生活習慣、持病によるものなど様々です。
当院では、鍼灸治療によって自律神経のバランスを整え、薬に頼らず質の良い睡眠がとれる状態を目指して不眠症の改善に取り組んでいます。さらに、睡眠の質の向上だけでなく、体全体の健康を最終的なゴールとし、患者様一人ひとりに合った治療方針を立ててまいります。
自律神経を整えて良質な睡眠へと導く
「寝ても疲れが取れない」「夜中に頻繁に目が覚めてしまう」「なかなか寝付けない」といった睡眠に関するお悩みを優しくケアしております。
良質な睡眠が取れない日々が続くと不眠によるストレスから不調が現れやすくなり、集中力や日中のパフォーマンス能力が低下します。普段は問題なくこなせていた家事や仕事がつらく感じることがあります。そうしたお悩みに対して、施術では、心身がリラックスしているときに働く“副交感神経”が、身体の活動時に働く“交感神経”よりも優位になるようアプローチしていきます。鍼灸や指圧を用いて自律神経のバランスを整えることで、薬に頼らず質の良い睡眠がとれる状態を目指し、お一人おひとりの生活スタイルに合わせた無理のない施術方針をご提案しています。


不妊治療
妊活中の体質改善から、
妊娠中、産後まで
トータルケアを致します



当院では、妊娠を望んでいる方に特化して応援をしております。お身体の状態をお聞きしながら東洋医学的な体質の確認を行い、体質別に合わせた鍼灸治療を行なっていきます。
不妊クリニックとの併用も可能で、クリニックに通っているけれども結果がついてこないなどのケースでも、東洋医学的なアプローチを加えることで体質が改善され、妊娠に至る方を多く診てまいりました。

妊娠してからも腰痛やつわり、むくみなど様々な不調が起きやすい妊娠期も、出産まで安心して過ごしていただけるよう、デリケートなお身体をケアしていきます。また逆子のお灸での治療も行なっており、ご自身でもご自宅でやっていただけるよう、お灸の指導もさせて頂きます。
出産後も女性は出血や体力消耗など身体へのダメージが大きいため、産後の骨盤の調整や育児による心身の不調を緩和できるようケアをお手伝いさせて頂きます。
不妊症とは

近年、晩婚化がすすんで出産年齢が上がるにつれて、不妊症で悩まれる声が多くなってきています。
そもそも、不妊症とはどのような状態、定義付けをされているのかというと、世界保健機構(WHO)の定義では、「避妊をしていないのに12ヶ月以上にわたって妊娠に至れない状態」とあります。
日本の場合は、子供を授かりたいと思い、避妊をせずに正常な性生活を送っているにも関わらず、2年以上妊娠しない場合とされています。
不妊症の原因は色々考えられますが、女性だけでなく男性ともに不妊の原因があるとされています。以前は女性のカラダに問題があるから妊娠できない、という風潮もありましたが、現在は50%の割合で男性の身体に問題があるため、妊娠ができないとも言われています。
病院の不妊治療を受診しても中々効果が得られない事が多いようです。西洋医学の検査では特に問題が見つからない場合でも、東洋医学の観点からは『腎虚(じんきょ)』という、腎の機能が低下した状態を不妊の原因として挙げられることがよくあります。
ここでいう『腎』とは、西洋医学でいう腎臓とは異なり、東洋医学では生殖機能を司る重要な臓器であり、生命力の源と考えられています。
【女性不妊の原因】
-
排卵障害
卵子が育たない。育っても排卵できないという状態です。 不妊症の25%は排卵障害とも言われていて大きな割合を占めています。 月経周期が25~30日(一般的な周期)で基礎体温が2相になっていない場合は排卵障害の可能性があります。その際は、婦人科に行って頂き調べてもらってください。 排卵障害の原因としては、プロラクチン値が高い高プロラクチン血症や男性ホルモンの分泌が多くなる多嚢胞性卵巣症候群。日常の精神的なストレスや過度なダイエットなどが原因になります。
-
卵管障害
受精をする為の卵管が詰まっていたり、狭窄していたりして、精子が卵管を通る事ができなくなっている状態です。 原因としては、クラミジア感染症や、子宮内膜症で卵管が詰まる事が多いです。他にも骨盤内の手術などによる癒着、内臓の下垂や変位により卵管が圧迫されていることが原因となることがあります。
-
子宮因子による障害
子宮そのものに器質的な障害を持っていたり、子宮内膜に何かしらの異常がある場合のことを指します。 原因としては子宮の奇形、一番多いのは子宮筋腫によるものです。 子宮筋腫が粘膜層にある場合は、着床の邪魔をしてしまいます。 他に筋膜層の筋腫でも卵管出口付近で大きくなっている場合は妊娠が難しい事があります。
-
子宮頸管障害
精子が女性の体内への入り口である子宮頚部を通過できない状態です。 子宮頚部の炎症や、子宮頚部の奇形により、粘液が少なくなっていると精子が頚管を通り過ぎる事が出来なくなってしまいます。
-
免疫因子
免疫因子が原因により、精子を敵とみなしてしまい、子宮頚部で精子が子宮内に入ってくるのを阻止したり、卵管の中でも動きを弱めてしまうので妊娠できない状態です。
-
骨盤内の状態異常
子宮内膜症や腹膜炎などの手術後の癒着。慢性的に便秘で大腸が卵巣・子宮を圧迫し変位を起こして、骨盤内の血流を阻害し、子宮や卵巣へ血液によって本来送られるべき栄養が滞留してしまったりする状態です。
-
原因不明
上記に当てはまらない不妊の場合です。 いくら病院で検査しても異常が見つからないなど、このような状態の不妊症は全体の3分の1に上ると言われています。
【男性不妊の原因】
-
性機能障害
性行為に必要な勃起ができない(ED)や、真性包茎。糖尿病や動脈硬化により機能障害が起きます。 EDはストレスなどが大きく関わっている場合が多いので、鍼灸治療による自律神経の調整し、身体全体の調整をしていきます。
-
造精機能障害
精巣で精子を作る能力が低いか、全くないものを指します。男性不妊の原因の90%がこれらを原因としているものが多く、その50~60%は原因不明の特発性造精機能障害となっています。
-
原因が分かっているものは、精索静脈瘤による精巣の温度上昇で精子異常が起きるもの。大人になってからのおたふく風邪などで精巣炎を引き起こしてしまい無精子症になってしまうものなど。 他には環境ホルモンや食物からによる人工添加物なども関係していると考えられます。 これらに対しては、精巣に器質的に問題がある場合、鍼灸・整体のみで快方に向かわせるのは難しいですが、原因不明の特発性造精機能障害に対しては、鍼灸・整体などの東洋医学が力になれます。
他の施術メニュー

ご予約はこちらから
予約の方が優先となります。ギックリ腰などで動けない状態であれば、出張もいたします。
早朝や受付時間後の診療もご希望があれば、事前のご予約にて対応いたします。
※施術中は電話に出れない場合があります。また、営業などのお電話は患者様の施術を中断してしまうので、ご遠慮くださいますようお願い申し上げます。