生理痛のお悩みについて
生理痛で悩まれる患者さんは本当に多いです。
生理痛は例えるとスポンジのような子宮が収縮をする際の筋肉痛ともいえます。生理の際に子宮の筋肉がスポンジに含まれた血液を収縮して絞り出すことで、その筋肉の収縮がスムーズにいけば、痛みを感じることはありません。ところが、筋肉は冷えると硬くなり収縮が悪くなります。筋肉はウォーミングアップをせずに運動をすると筋肉が痛むように、冷えて収縮の悪い筋肉を無理やり動かすと痛みを感じます。
さらに、血液は温かいものなので流れ出ると、ますます子宮の周囲は冷えてしまいます。出血し始めてから、最も多いとされる二日目にかけて握りつぶされるような痛みになるのは絞痛と言い、冷えが原因とされます。
また、痛みにも症状が違い、チクチクやズキズキする刺すような痛みであれば、原因は瘀血とされます。古血と呼ばれるもので、量の多い二日目あたりに、ドロドロした青黒い血塊が出るのが特徴です。この青黒い血塊が瘀血とよばれるもので、このタイプは血塊が出ると激しい痛みが生じます。
人によって症状はそれぞれ違いがありますが、いずれにしても、痛みの種類から自分の体質を知り、日頃から体質の改善をしていくことで痛みを防ぐことも出来ます。
鍼灸での体質の改善などのご希望があれば、いつでもご相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。