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らっきょう

 らっきょうは辛味で「温性」をもち、発散の力があり、身体を温めてくれます。その為、「気滞うっ血」や「陽虚」の方に適しています。

 ここで気滞鬱血の状態の説明になりますが、気の巡りが悪く、血行が良くない方を指します。繊細で神経質な面があり、神経が不安定で、くよくよ、イライラなど怒りがお腹に溜まってしまうことが良く見られます。気が滞ると、血の流れも滞り、気の流れも阻害されます。気の滞りは、イライラ、胸や脇の張り、胸苦しさ、腹痛、食欲不振、胸やけ、片頭痛などの症状を引き起こします。鬱血は血の巡りの障害があり、刺すような痛みがあったり、肌や爪が荒れる、生理不順や生理痛の症状を引き起こしたりします。また、気滞鬱血の場合、毛細血管の血行が悪く、手足の冷えやお腹が張りやすい特徴があります。

 らっきょうの効果に戻すと、らっきょうは気を巡らせ、胸苦しさを解消し、お腹や身体全体を温めてくれる効果が高いです。ただ、その強さがある為、もともと熱っぽい方、陰虚体質の方には症状を悪化させてしまう場合もあり、食べ過ぎとかではなく適していない場合もあります。  

 一般的に、東洋医学的な診断などがなかなか判断つかない場合もあるかと思いますので、お気軽にご相談を頂けばと思います。