じゃがいも
５月はジャガイモの旬な季節です。
ジャガイモは原産は南アンデス山脈とされており、１６世紀末にスペイン人よりヨーロッパに広まりました。日本ではジャカルタからオランダ人により長崎に伝来した為、ジャカルタの芋から「じゃがいも」なんだそうです。
ジャガイモには、ビタミンB1、更に芋類の中でも特にビタミンCが豊富で、そのビタミンはでんぷんに包まれ加熱分解されにくく吸収されやすいです。また、ジャガイモの栄養価は他の野菜より高く、カリウム、リン、鉄分も豊富です。
東洋医学的な効能として、胃腸を丈夫にし、優しく整え、胃の痛みを和らいでくれます。また、カリウムの含有量も野菜の中では一番で、カリウムの利尿作用がナトリウムの排泄を促進し、血圧を下げる効果が期待できます。
ですが、ジャガイモは身体を冷やす食材にもなりますので、熱を持っている方には適しますが、冷え性や腎機能が弱っていたり、尿の量が少ない方には適しません。また、食べ過ぎるとガスがたまり、お腹が張りやすくなるので、消化不良のある方もお控えください。
冷え性や高血圧の症状などは、鍼灸治療の得意分野になりますし、上記に限らず、お悩みがあればお気軽にご相談ください。