
最近、胃腸の不快な状態が続いている方が多くいらっしゃいます。
食べ過ぎ、飲み過ぎ、間食の取り過ぎと、いつも胃腸を活動させていて寝る直前に食べてしまうと、寝ている最中も胃や腸は食べたものの分解や吸収に追われて休まる時がありません。そうなると、胃腸はオーバーヒートを起こし、熱がおなかの中で常で滞熱し、こもるようになってしまいます。
胃腸の熱がこもってしまうと、水分(東洋医学では津液と言います)が蒸発してしまい、身体の中が乾燥状態になります。便秘や皮膚の乾燥によるかゆみ、蕁麻疹、ドライアイ、口や鼻の中の乾燥感などの症状が現れます。また、胃腸に熱がこもると、エネルギーが消耗されやすくなり、空腹になりやすくなります。そうなると、身体が低血糖の症状にあるような、頭痛、めまい、動悸、手足の震え、脱力、眠気、疲労感を錯覚させることもあります。
常に疲労感や空腹感があり、過食が進んでしまい、体内の熱がより一層強くなり、乾燥状態が続くので、こもってしまった熱を冷まそうと、冷たいものを飲んでしまい、身体は冷やされないように熱をあげてしまう為、逆効果の負のスパイラルになってしまいます。熱は上に上る性質があるため、上半身は暑く感じるようになります。また、腸管の間に空間が出来ることで、腸内でゴロゴロと音を鳴らしおなかの音が鳴るようになります。
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