安中散(あんちゅうさん)

 今までご紹介してきた漢方は風邪に効くものになりますが、
これからは胃腸に効果のある漢方のご紹介になります。
 
 安中散の「中」とは胴体という意味で、胃腸を指しています。
その「中」を安定させる意味で「安中」としています。ちなみに、「~散」というのは、
生薬を切り刻んで粉末状にしたものを「~散」という意味です。
また、「~湯」は、生薬を煎じた薬のことで、「~丸」は「~散」のように切り刻んで
粉末状にしたものを蜂蜜などで固めて粒状にしたものです。
 
 安中散に含まれる生薬は、桂枝・延胡索・牡蛎・茴香・甘草・縮砂・良姜の7種類です。
延胡索という生薬は、痛みを和らげる働きがあり、胃痛に効果的です。
身体を温めたり血流をよくすることで、胃腸を安定させるものが多く、胃痛だけでなく、
胃もたれ、胸やけ、おなかの張りや膨張感、吐き気など胃腸に関わる様々な症状に効果的です。
 
他にも、胃下垂や胃の筋肉がたるんでしまう胃アトニーにおこる不快感なども緩和の期待が出来ます。
 
●効果の期待できるもの●
胃痛・胃もたれ・胸やけ・膨満感・吐き気・胃下垂・胃アトニー・生理痛

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